2011.11.25

SMAPが20周年を迎えた。

 デビュー曲がオリコンチャート1位になるのが当たり前のようになっているジャニーズ事務所の中で、彼らが1位を取ったのは12曲目の『Hey Hey おおきに毎度あり』。

 なかなか売れないことで、3曲目を出した後、ジャニー喜多川社長がなぜ売れないのかと中居を叱ったという。

 また、当時トップアイドルだった光GENJIのコンサートにゲスト出演したときに、あまりにも話がウケず、社長は“終わった”と引導を渡したこともある。

 あれから20年。

 東京ドームに集まった5万5000人を前にして、5人は誰よりも深くファンに感謝したのだろう。何と彼らは、終演後、5カ所に分かれて、最後のひとりが退場するまでファンを見送ったのだ。

 前代未聞である。

 これは当日の朝、メンバーからスタッフに申し出たアイデア。スタッフの反対を押し切っての見送りだった。

 デビュー当時17歳だった平均年齢が37歳を超え、成熟した男の年齢になり、グループを母体にそれぞれが得意分野を持って個々で活躍しているのが彼らの強み。

 中でも草なぎの韓国語は、真面目な努力家ぶりを浮き彫りにし、中居の司会は群を抜き始めた。

 当初、誰もが中居の司会に不安を持ったが、深夜の音楽番組『カミスン!』に見るように、非常にうまい。

 機転がきき、脱線しそうになるとうまくまとめ、時間内に収め、ゲストより目立つことはしない。

 司会者が人気者だと、ゲストより目立つことがある。が、中居はメーンディッシュはゲスト、自分はサイドディッシュだと分をわきまえている。それでいてさりげなく自分の存在感を示し、存在を際立たせる。

 ゲストに合わせて自分の出し方を変えるのも、中居はうまい。

 そんなSMAPをすぐ後ろから追いかけているのが、嵐の二宮和也。子役時代から何本もドラマ出演してきた蓄積で、今やすっかり安定感があり、自然体の演技には嫌みがない。

 人気者の先輩を追い抜こうという意気込みで、後輩たちは歌にダンスに演技にと自分を磨く。

 美空ひばりの23回忌のメモリアルコンサートでも、近藤真彦がHey!Say!JUMPとジャニーズJr.をバックに従えて『ギンギラギンにさりげなく』を熱唱。

 大先輩のバックを務める少年たちという構図だったが、実は、マッチを普段以上にかっこよく見せたのは、バックの少年たちだった。

 ダンスがとにかくうまいのだ。メリハリがきき、足の動きもキレがいい。加えてそのスピード感。圧倒され、魅入ってしまったほどである。

 今、ジャニーズにはTOKIO、嵐、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUNなどいくつものグループがあり、それぞれが個々にも活躍している。

 そしてバックで踊る少年たちの中からまた新しいグループが生まれる。それを牽引しているのは、間違いなく、SMAP。

 後輩が先輩に引き上げられ、先輩は後輩に押し上げられ、互いが切磋琢磨するwin-winの関係がジャニーズ王国を不動のものにしている。

 ■酒井政利(さかい・まさとし) 和歌山県生まれ。立教大学卒業後、日本コロムビアを経てCBS・ソニーレコード(現、ソニー・ミュージックエンタテインメント)へ。プロデューサー生活50年で、ジャニーズ系・南沙織・郷ひろみ・山口百恵・キャンディーズ・矢沢永吉ら300人余をプロデュースし、売上累計約3500億円。「愛と死をみつめて」、「魅せられて」で2度の日本レコード大賞を受賞した。2005年度、音楽業界初の文化庁長官表彰受賞。

轉自:http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20111125/enn1111250859005-n1.htm

 

覺得這篇寫的還不錯

所以就PO上來了^^

 

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